2003/8/27(Wed)
■ 認めたくはないものだな。若さ故の過ちというものは―
 

それは高校時代の思い出。


暑い夏の放課後、クラスの皆で頑張ってチャレンジしたけれど、

結局誰も達成することが出来なかったひとつの夢。


無謀だとは解っていた。

勝ち目の無い勝負だとは解っていた。


けれど、僕等は勝負を挑んだ―



制限時間は20分。


始まって5分もしないうちに一人目の仲間が倒れ、

10分経つ頃には半分の仲間が散ってしまった。


やがて残り時間も少なくなり、生き残った仲間と何とか最後まで頑張ったけれど、

無情に鳴り響いたのは時間切れのチャイム―


結局…

誰もその夢を叶える事が出来なかった……


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あれから数年。

時代は流れ、僕等は大人になった。


もうチャレンジする事はないだろうけれど、それが無くなってしまうのは寂しく思う。


思い出は、あと三日で終わりを告げる。


最後にもう一度…

そんな思いを胸に、気が付くと旧友の電話帳を手にしていた。


あの夏の戦い、再び―    →

(そして→    おかけになった電話番号は現在使われておりません。ピー ……ッ(;´Д`)ノ日 *棄権負け )